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最も嫌いなものの一つ

 ほとんどの人は同じだと信じたいのですが、私は「差別」や「いじめ」が大嫌いです。世の中には色々な「差別」・「いじめ」があり、嫌な思いをしている人も多いと思います。私も身近だった人から何年間もの間、きつい差別を受けたことがあります。その頃は逃げようもありませんでした。今でも思い出しただけで「心がドス黒い気分になる」というやつです。大人になって就職してからも嫌がらせを受けることは日常茶飯事でしたが、その頃は私も十分に強くなっていたので、「実力でねじ伏せてやる。」という気持ちでいました。たぶん、私の方にも嫌がらせをされるような原因があったのでしょう。今でも分かりませんが、もしかしたら生意気だったのかもしれません笑

 今日の新聞にこんな言葉が載っていました。「差別は『大人の病気』。」

 まさにその通りだと思います。生まれつき差別主義の人なんかいないと思います。それがいつの間にか差別主義者に変わっていってしまうのです。人間の性なのでしょうか。

 そう考えると、もしかしたら私の中にも知らないうちに差別をする心が少しずつ芽生えているのかもしれないと思い、日々気をつけながら過ごしていきたいと今日改めて思った次第です。

 ちょうどいま読んでいる「橋のない川」という小説があるのですが、主人公が理不尽な差別を受け、傷つきながらも堂々と生きていくというストーリーです。本当に考えさせられる内容の良書だと思います。7巻もあるのと、昔の言い回しも多く、読むのに少しだけパワーが必要ですが毎日少しずつ読んでいます。